インター校(高校)

寮からの散歩中に撮ったという校舎と寮(奥の高い建物)

マレーシアのインターナショナルスクール

 マレーシアは、クアラルンプール近郊だけでも200校近くのインターナショナルスクールがあるといわれています。検索をかけてもでてこないようなものもあり、その中から絞るのは容易ではありません。ポイントになるのは、寮があるか、どの地域にあるのか、年間のお値段はといったところになると思います。他には、大学進学まで見据える時、8割以上のインター校がイギリス式の中、大学はアメリカに進路をとるのか、カナダなのか、オーストラリアなのか、欧米なのか、日本に戻るのかなど、できるならなるべく先の変化に対応できるように、インター校を選ぶと良いのかなと思います。もちろんこれだけに絞るというほど絞らなくても、色々選択肢を残したまま、イギリス式のインター校であればとりあえずIGCSEを受けて成績をだすということをしていても良いのかなと思います。なぜなら海外の大学は日本の大学と違って、提携している大学同士の単位互換制度や編入制度が整っているからです。例えば、アメリカの大学では2年間の短期大学を卒業して、4年生の大学の3年生から編入したり、マレーシアにある大学を2年間通ったあと、アメリカの大学の3年生に編入するということも可能だからです。(すべての大学同士できるわけではないので、下調べは重要です)
 それから、寮の食事に関しても、マレー系なのか中華系なのか、インター校用に準備されるのか、は育ちざかりの子供を預ける身としては、すくなからず心配事でもあります。息子はマレー系の香辛料の効いた食事は結構おなかにくるそうなので、おかまをかって、部屋で米を炊いたりと対策をとったりしてるので、できれば寮の食事を売りにしているような学校がわかると良いと思います。
 11月のマレーシア訪問の際には、現地で直にそのような学校がないか、コンタクトをとってこようとは思います。

寮の施設

 留学するのに高校生ではまだ一人暮らしは大変だなと思い、寮のある学校を探しました。寮であれば食事が保障されるし、セキュリティの面でも安心です。上の写真は息子が寮生とともに外を散歩した時に撮ったもので、KINGSLEYと大きい看板のある高さの建物は全て校舎です。その校舎とくっついていて、高層マンションのようにそびえ立つ左奥の建物が寮です。寮は1人部屋と2人部屋があり、1人部屋のほうが金額的には5割増しとなります。Kingsleyに関して言えば、3食付きで、2人部屋がざっくりですが月5万、1人部屋が7万5千円というところです。ちなみに、寮の建物内ではフロアーによって、男女が分かれてるようですね。

1人部屋
2人部屋


 

 寮のある建物の1階には、オリンピックで使用されるものと同じ大きさのプールがあり、毎週1回体育の時間は泳いでいたようです。地下には体育館があり、バドミントンやバスケット、卓球などができるようになっています。校舎の手前にはグラウンドがあり、サッカー等ができるようになっています。

寮にはオリンピックサイズのプールがあります
グラウンドも校舎とくっついてるのですぐ真ん前にあります

寮での生活

 寮では、朝自分で支度をすませたら7時30分までに各自で学校に行きます。学校に行くといってもつながっている廊下を通って数分です。そして朝の1時間目の授業が終わると、みんなで一緒にカフェテリアで朝食をとります。就寝時間は割と任されてるらしいが、22時には携帯やパソコンが寮父又は寮母のもとに回収されて、それ以後はスマホなどの使用ができないようになっています。
 授業は7時45分から15時半くらいまであり、その後寮に戻ると前夜に預けた携帯が手元にもどってきて、また自由に使えるということらしいです。授業でスライドを使って発表をするなど宿題がでているときは、寮母にいえばパソコンが回収されずに宿題に取り組むことができるそうです。

カフェテリアにて
卓球ルーム
ジム
寮にはゲームルームもある

校舎とその施設

 寮の設備の充実さもさることながら、勉強のための施設も非常に充実している。コンピュータークラスでは1人に1台のパソコンが割り当てられ、スライドで作成した資料を皆の前で発表することができる。理科室は実験ができるようになっており、音楽室には楽器がそろっている。その他、観劇などをみるための講堂もあり、中学卒業の日はそこで演劇部のパフォーマンスを見たらしい。

コンピュータールーム
理科室にて
音楽室
ホームルーム
講堂

校舎他施設

 文房具や小物、テキストや南京錠、ゴーグルやシャンプーなどちょっとしたものは、こちらの購買部で買うことができる。

購買部。制服もここで購入することになる。
大きな図書室もあり、自習もできる