英国へはIGCSE

 IGCSEとは、Internarional General Certificate of Secondary Educationの略称で、インターナショナルスクールの生徒を対象とした、イギリスが義務付けている学校卒業資格試験です。ケンブリッジ国際中等教育終了証とも呼ばれており、日本でいえばセンター試験の位置づけとなります。イギリス国内ではGCSEと呼ばれるのですが、英語を母国語としないインターナショナルスクールの生徒向けにIGCSEという試験があり、GCSEとも若干の試験の相違があります。

 このIGCSEのカリキュラムによれば、日本の中1~中3がいわゆるインターナショナルスクールでのyear 7~year 9にあたり、その間は、英語・英文学・数学・理科・歴史・地理・コンピューター・音楽・美術・演劇・体育・デザイン&テクノロジー、現代外国語(ドイツ語、フランス語、中国語、スペイン語等)の計10~13科目を履修します。インターナショナルスクールの学校各校によって多少の違いはあります。

 次に日本の高校1年~2年、インター校でいうところの year10 ~ year 11においては、IGSCEの科目は、理系か文系に分かれます。それぞれ志望大学の学部があればそれに必要な科目を履修選択することになります。通常文系でも英語と数学と理科は必修科目のようですが、息子の高校は、理科を高等数学(Advanced Math)との選択科目にしてくれています。残りの科目は選択で、合計9から12科目学習することになります。ちなみに息子は 英語、数学、高等数学、経済学、経営学、会計学、ICT(コンピューター)、初級中国語、第二外国語としての英語、体育 を履修することにしました。ちなみに、モナッシュ大学のビジネス系の学科に行きたければ数学の成績はみられるらしいですが、社会学部(Arts and Social Sciences)では、入学の際に数学の成績は関係ありません。この社会学部の中にも、国連やNGOを目指す人もいると聞くので、文系で数学が苦手な場合は、モナッシュ大学マレーシア分校の社会学部をお勧めしたいと思います。

 いずれにしても、このyear 11の年に受けたIGCSEの成績は、義務教育終了の証明とともに、year12以降の進路に大きく影響するものです。イギリスの大学進学を目指す場合、year12いわゆるAレベルのコースに入ることが、よりよい大学進学への道となります。

 IGCSEの試験は、6月シリーズと呼ばれて、5月と6月に受験する科目と、11月シリーズと呼ばれて、10月と11月(若しくは11月と12月)に実施されるものがあり、6月シリーズと11月シリーズの年2回行われることになります。
 9月に始まるインター校の生徒は、year11の5月か6月に受験することになります。
 1月に始まるインター校の生徒は、year11の10月か11月に受験することになります。
受験期間も日本と比べて長いし、科目数も多いですが、試験の手続きに関しては全て学校でやってくれるので問題ありません。

 IGCSEの公式サイトより、過去問がのっているので、ご参考がてらご確認ください。
このサイトのTOPの、 Cambridge IGCSE から入っていくとよいです。