お勧め観光地

マラッカ(Melaka)

オランダ広場

 マラッカは、ペナン島のジョージタウンと並んでユネスコの世界遺産に登録されているエリアです。マレーシアの文化遺産は他に「レンゴン渓谷の考古遺産」があり、自然遺産としては、「キナバル自然公園」と「グヌン・ムル国立公園」があります。自然遺産はどちらもボルネオ島のマレーシア領内にあります。
 ちなみに日本の世界遺産は、法隆寺や原爆ドームなど文化遺産が20件、屋久島や知床などの自然遺産が5件の25件登録があるそうです。ご興味のある方は文化庁の日本の世界遺産一覧をクリックください。マラッカはその歴史的な背景で、多民族・多宗教が混在してきたので、町並みや食文化などが正に多様性の宝庫で、観光地としては大変興味深いエリアだと思われます。

マラッカのライトアップされた水上モスク

ペナン島(Penang)

 ペナン島は、クアラルンプールから国内線で約1時間の美しい島で、橋が架かっていることから、陸路でも行けます。クアラルンプールからバスで5時間(33.8リンギ≒1,048円)、タクシーで4時間(850リンギ≒26,350円)、鉄道で最寄りのバタワース駅まで4時間半(59リンギ≒1,829円)が目安となります。
 マレー、中国、インド式の寺院や食堂が隣り合わせにある街並みは、マラッカと同じように多様な文化の交差点として発展したペナン独特の景色があるそうです。島の北部には美しいビーチが広がり、リゾートステイも楽しめます。

ジョージタウン

ジョージタウン
釘1本も使わずに建立された邸公司(クー・コンシー)

 ジョージタウンもユネスコ世界遺産に町ごと登録されているエリアです。やはり、多くの民族、多くの宗教が歴史的に交錯した場所なので、町自体が様々な顔をもっています。マラッカと一緒で、宗教ごとにさまざまな歴史ある寺院などの建築物があり、到底紹介しきれません。ご興味のある方は、いろんな方々の旅行記やユーチューブで是非ご覧になってください。建物だけではなく、とても素敵な町並みでもあります。夜には、それら寺院がライトアップされてさらに神秘的な街並みを彩ります。

ヒンドゥー教のスリ・マハ・マリアマン寺院

イポー(Ipoh)

グルメ(美食)の街イポー

イポー発のホワイトコーヒー

 イポーはクアラルンプールから200キロ北にいった現在マレーシアで3番目に大きな町です。(イギリス占領下には、錫鉱業によりマレーシア第2の都市であったこともあり。)占領下にあったこともあり、コロニアル調の美しいノスタルジックな街並です。イポーは町の人口の7割が中華系住民であり、グルメの街としてとても有名です。
 ちなみにマレーシアの都市を人口順に並べると、
 1位クアラルンプール 176万人 2位スバン・ジャヤ(Kingsley Internationalやサンウェイエリア)
 3位イポー 75万人 4位クラン 74万人 5位シャー・アラム 64万人 となる。
 
 寮母で息子もとても慕っているアイリーンさんが、お勧めスポットとして教えてくれた街です。10月に寮のみんなで1泊の旅行にイポーに行くみたいなので、私が行けない代わりに息子に美味しい料理を一杯食べてきて欲しいものです。
 鶏料理(チキンライス)、麺料理、カレー、飲茶、バクテー、プリン、ホワイトコーヒー、スノービール、豆腐花・・・詳しくはこちらのリンクをご覧ください(弊社HPより「マレーシアの食文化」)。

ノスタルジックなイポーの街並み
趣のあるイポー駅
イポー駅全貌

ロストワールド・オブ・タンブン(Lost World of Tambun)

ジェットコースター

イポーにある大きなテーマパークですね。サマーランド、多摩動物園、伊豆シャボテン公園等を融合してマレーシア風にアレンジした様なテーマパークとなっております。
 詳しいアトラクションに関しては、公式ホームページ➡ロストワールド・オブ・タンブン公式ホームページの中の、左上の「ATTRACTIONS」のボタンから色々見れます。1日遊べるか、1日では遊びきれないかもですね。

ウォーターアトラクションエリア

温泉が有名なイポー

 イポーはなんと温泉でも有名な街なのでした。

イポーの郊外、スンガイクラー温泉

キャメロン・ハイランド(Cameron Highland)

ホテルから

 キャメロン・ハイランドは、マレーシアの軽井沢といわれる高原エリアです。年間平均気温も19度、最高気温が25度程度と大変過ごしやすく、紅茶の栽培でも有名だそうです。うちの息子も「BOH TEA」という現地の紅茶をお土産に沢山買ってきました。毎晩のように飲んでますが、すっきりとした味わいで飽きがこないとても美味しい紅茶です。
 日本の年金生活者で90日間ホテルに滞在するというスタイルの方が多い人気のエリアだそうです。(マレーシアは90日以内の滞在であれば、観光目的でビザを取得しなくても滞在できるからですね。)

タナ・ラタ

 そのキャメロン・ハイランドを散策する際に、拠点となるのが、このタナ・ラタという小さな町だそうです。皆さん、こちらのホテルなどに90日程滞在するようです。

昆虫の宝庫

コーカサスオオカブト
アカエリトリバネアゲハ

 ここキャメロン・ハイランドは、世界有数の昆虫が採れる高原ということで、世界中の昆虫マニアが滞在して、採集したり写真を撮ったりしているらしいですね。欲しい虫を山をうろうろしてる現地の人に言うと、取ってきてもらえることもあるそうです。(値段は交渉で決まるみたいですが、市場価格より安価だそうです。)

クアラルンプール(Kuala Lumpur)

 いわずとしれた首都クアラルンプール。KLと表記されたり、口語でも「ケーエル」なんて言ったりします。街の中央にあるKLセントラル駅はクアラルンプール国際空港への直通鉄道の発着駅であり、12線の電車が乗り入れています。

ペトロナスツインタワー

ペトロナスツインタワー

 限られた予算と時間で施工を可能にするため、タワー1を日本の建設会社ハザマが、タワー2を韓国の建築会社サムスン物産建設部門と極東建設が施行し、最初に完成させたグループが41階と42階にあるタワーを結ぶ連絡橋であるスカイブリッジを建設する権利を与えられるという競争で建築が始められた。但し、その権利の競争は建設途中で中止となり、結果スカイブリッジの施行はタワー2側によって成し遂げられた。高さ452メートル、88階建てで、ツインタワーとしては世界一を保持している。
 下の数階は巨大ショッピングモールとして、観光目的に多くの人たちが訪れる場所としても知られている。

KLCC水族館

 ペトロナスツインタワーからもグラブですぐの所に、KLCC水族館がある。90メートルに及ぶ水中トンネルは圧巻で、他にも様々な水辺に住む生物たちの生態も見られる。

モントキアラ

 モントキアラは、日本の白金台や広尾、といったイメージでしょうか。多くの外国人富裕層や駐在者が集まるモントキアラは、住まいや学校、通勤、病院(日本語対応)、治安、買い物など、このエリアで高い満足度で完結してしまうという魅力的なエリアです。
 大小ショッピングモールが密集しており、日本食の食材も手に入りやすく、日本食レストランも沢山あります。
 コンドミニアムも都心部ではないような、テニスコート、バドミントンコート、スカッシュ、バスケットコート等の豪華設備がついていることもあります。
 生活しやすいためか、日本の企業の駐在員の約7,8割が住んでいるというエリアとなります。

バトゥ洞窟(Batu Caves)

 

バトゥ洞窟

 バトゥ洞窟はセランゴール州にある、巨大な洞窟で、マレーシア唯一のヒンドゥー教の聖地だそうです。クアラルンプールから電車で「バトゥケイブス駅」まで40分ほどだそうです。洞窟の入り口には、スカンダ神というヒンドゥー教の神様の黄金の像があります。階段がカラフルですが、なんと272段もあるそうです。
 階段を登りきると洞窟の中は、マイナスイオンたっぷりで涼しいそうです。洞窟は石灰岩で形成されていて、約4億年の歳月を経ているそうです。年中無休の無料で入れるそうですが、階段周りには野生の猿が結構いるそうなので、ご注意ください。

バトゥ洞窟内部

 洞窟内は相当広いみたいですね。洞窟内にお寺や神々の銅像があるらしく、とても神秘的な景観のようです。

ゲンティンハイランド

ゲンティンハイランド全貌
ゲンティンハイランド入口

 ゲンティンハイランドは、クアラルンプールから東へ約1時間、パハン州にある標高約1,700Mの高原リゾートです。ゲンティン・グループが保有するマレーシアで唯一の公認カジノがあり、遊園地、ゴルフコース、ショッピングモール、映画館、7つのホテルが立ち並ぶ一大高原リゾートとなります。周辺は100万年前の熱帯雨林が残っており、標高が1,700mあるので、気温は年中14度~25度と(キャメロン・ハイランドと同じ位ですね)大変過ごしやすい気候となっており、マレーシア人の間でも避暑地として大人気。
 クアラルンプールのKLセントラル駅から直通のバスがでており、ゲンティンハイランドの入り口にあるロープウェイにのり15分で山の頂上までいくのですが、ロープウェイとセットで12RM(約360円)とやはり、マレーシアは電車とバスとグラブはとても割安ですね。バスは8時から20時の間に、1時間に1本の割合で運行しているようです。ちなみにタクシーだとこの10倍は取られるということで、グラブで50~70RMのようですね。
 入場料というものは特にとらないらしいですが、
 屋内遊園地 大人:26RM 子供:24RM   屋外遊園地 大人:38RM 子供:27RM
がかかるとのことです。

天空のカジノと言われるマレーシア唯一の公認カジノがある

サンウェイエリア(Sunway Area)

サンウェイラグーンと周辺ホテル

 サンウェイエリアは、クアラルンプールから車で30~40分程離れた郊外にある観光地です。現地のホテルマンにきいたところによると、アラブだかどこかの財閥がこのサンウェイあたりの土地を膨大に買い付け、都市開発をしたらしいです。なので、このエリアはサンウェイ(支配下)の町だよといっていました。
 このサンウェイというエリアは、サンウェイラグーンという東京でいうところのディズニーシーやサマーランドのような遊興施設の周りに、サンウェイクリオホテル、サンウェイピラミッドホテル、サンウェイリゾートホテルが囲むように立ち並び、それら全てのホテルからつながったサンウェイ・ピラミッドという巨大モールでできている。またその横にはサンウェイ大学があり、サンウェイメディカルセンターという巨大な病院もそびえたつ、いかにも計画されてできた町という観がある。マレーシアの私立大学であるサンウェイ大学にいくと、インターンはサンウェイのホテルや企業で行われるらしい。
 ちなみに私は、息子のインター校との行き来の拠点としてこのうちの、サンウェイクリオホテルに10日ほど滞在した。学校へはホテルのロビーからグラブで30分程度であった。1度学校の寮に収容された息子を学校に迎えに行って土日を一緒にホテルで過ごしたが、「追加料金はいらないよ」といわれてとても良心的だなぁと感心したのを覚えている。ただ、学校で必要なものの買い物で忙しく、残念ながらその時はこのサンウェイラグーンで遊ぶことは叶わなかった。次回は家族で是非またここに来て、サンウェイラグーンを満喫したいと思っている。
 息子のインター校は、月に1度寮生の為の買い出しの日があり、寮の生徒は学校のバスにのってショッピングモールに連れられてくるのだが、話を聞いていると、このサンウェイのショッピングモールに来ることが断然多いみたいです。

1UTAMA(ワンウタマ)ショッピングモール

 世界で7番目に大きいショッピングモールで、クアラルンプールからMRT(地下鉄)で30分かからないそうです。
 息子も買い出しで1回連れてこられたことがあるようですが、油断したら広すぎて迷うレベルだそうです。結局大した買い物もできずに、懐かしの日本食を食べて美味しかったということでした。ちょっと前まで日本で一緒に過ごしていた息子が、世界で7番目に大きいショッピングモールを外国のお友達と歩いてるって、なんとドラスティックに日常が変化したのだろうか、と思わずにはいられない今日この頃でした。
 日本や海外の有名なテナントも沢山入っているようで、伊勢丹、イオン、無印、シャトレーゼ、スタバに映画館、日本食はかなりの種類のお店やさんがあるそうです。
 屋上にはシークレットガーデンがあり、人工水流のウェイクボードができたり、室内スカイダイビングの施設もあるとか。1度は行ってみたいですね。

ワンウタマにあるシャトレーゼ

ランカウイ島(Langkawi)

 ランカウイ島は、クアラルンプールから国内線で約1時間で着くそうです。その他にもアジア各地からの乗継でアクセス可能らしい。ペナン島と違ってマレー半島と橋では結ばれてはいない模様。ただ、ペナンや隣国タイからは、フェリーでの海路はあるようです。ペナン島よりさらに北のタイ国境近くのアンダマン海に浮かび、99の島から成り立っているそうです。島沿岸部には世界有数のラグジュアリーなホテルが立ち並び、贅沢なリゾートステイを約束してくれるそうです。島には数々の伝説が残っていて、神秘の島としても知られているそうです。

シュノーケリングツアーでパヤ島へ

ジョホール(Johor)

ジョホール州とシンガポール

 ジョホール州は、マレー半島の最南部に位置する州で、州都はジョホール・バル。サッカー日本代表が初めてワールドカップ出場(フランス大会)を決めたあのジョホールバルの歓喜の舞台となった街です。隣国シンガポールとは、陸路で1Kmのコーズウェイ橋でつながっており、約1時間程度で簡単に国境越えができるといいます。

アジア初のレゴランド・リゾート

キナバル自然公園(Kinabalu Park)

 最後に世界遺産に選ばれている2つの自然遺産をご紹介します。キナバル自然公園は、グヌン・ムル国立公園と同じく、ボルネオ島のマレーシア領内北端部のサバ州にあります。豊かな自然に恵まれたサバ州は、マリンスポーツ、リバークルーズ、ジャングルトレッキングにジャングル列車と、様々なアクティビティが楽しめます。キナバル自然公園は、標高4,095mのキナバル山の標高約1,500m付近に位置しています。日本からは成田から直行便で約6時間で到着します。

北ボルネオ鉄道:タンジュン・アル駅からパパール駅までの50Kmを約4時間で往復。ランチもついて約11,000円の旅。
サバ州立鉄道:タンジュンアル駅からテノム駅まで134Kmをローカル鉄道でジャングルを移動してみては


 ボルネオ島のジャングルは、アマゾンやアフリカ大陸に存在するジャングルより古いといわれており、そのため公園内は特有の動植物が多く存在します。特に有名なのが、直径90cmともいわれる世界最大の花、ラフレシアです。また食虫植物として有名なウツボカズラも原生しています。このラフレシアを見ようというツアーが1万円前後であるのですが、ラフレシアは花が咲くまでに1年9か月もかかるといわれています。そしてその花が咲いてる期間は3~5日ということで、必ずしもみれるわけではない、といわれてしまうツアーだそうです。さらにラフレシアは、光合成ができない花で、他の植物に寄生しており、また非常にくさいにおいを放っているそうです。

ラフレシア。マレーシアの国花であるハイビスカスに形はどことなく似ている。
キナバル公園入口

グヌン・ムル国立公園(Gunung Mulu National Park)

 グヌン・ムル国立公園は、ボルネオ島のマレーシア領内北部にあるムル山の山域を保護を目的として自然公園で、2,000年にユネスコ世界遺産に登録されました。
 このグヌン・ムル国立公園は、「洞窟」で有名で、ムル山の地下には175Kmもあるクリアウォーター洞窟の他にも、巨大かつ長大な洞窟群が広がっています。
 日帰りですと、公園内の遊歩道を散策するくらいになるそうです。遊歩道は整備されていて歩きやすく、コウモリや植物、ちょっとした生き物が観察できます。

洞窟内
ムル洞窟